春も夏も秋も冬も
あなたをずっとおもっている
笑いながらあるいていこう
イヤフォーンを耳につけたままで歩いていると、
どんなノイズも効果音みたいに思えてくる。
景色をアウトサイドから眺める不思議な感覚。
いつも見ている近所の風景も道路工事も
いちゃつくカップルも ゆっくりゆっくり歩く老夫婦も
散歩中の犬も窓から通りを眺めている猫も
電線の上のカラスも。
このひとは今何を思っているんだろう。
このひとは今何に悩んでいるんだろう。
このひとは今誰のことを愛していて
誰のことを憎んでいたりするんだろう。
自分の中で自分の感情に溺れてしまうと
見えなくなることがたくさんある。
映画の目線で自分を眺めてみよう。
他人事だと思えば案外タイシタコトないじゃないか、なんてね。
すっきりとした道筋が見えてきたりする。
説明しすぎなくてもわかることがある。
映画の主人公の気分が味わえる。
他人事なら冷静に状況を見極められる。
全てが映画の中のできごとになる。
自分を見るもう一人の自分。
もしもあのとき
そこへ行かなかったなら
と思うことがある
それも自分が選んで決めたこと
人生は選択の連続でできている
あの角を曲がる
いつもと違う道を行く
ただそれだけで
シチュエーションがふわりと変わる
見なかったかもしれないこと
見ないで終わってしまったこと
自分の前で起こったことだけが
この世に存在するのではないのだから
選ぶのが怖くても
ここにじっと立ち尽くすわけにはいかない
人生は選択の連続でできている