新潟市江南区にある、北方文化博物館へ行ってきた。
新潟県にいくつかある「豪農の館」のひとつ。
あまりに身近過ぎて、いったことがなかったのだけど、
縁あって初めて足を踏み入れた。
建物やお庭はもちろん、展示されている器や道具のすばらしいこと。
紅葉には少し早かったのですが、大広間から見るお庭は息を飲む美しさ。
結婚式のお品書きは5メートルにも及び、刺身用の伊万里の器は100人前だという
もう桁違いの豪華さ。
広い台所、大きな釜。
数十年前、そこで働いていた人たちに
思いを馳せてみたり。
映画「蔵」の世界。だけどホンモノはやっぱりすごい。
ムスメが4才の時、ディズニーランドでキャラクターを見た時のコメントは
「これってニセモノでしょ?」
そのときは苦笑して「(ある意味)ホンモノだよ!」と彼女に言った。
でも、翌日ディズニーシーへ行って感じた気持ちはわたしも同じだった。
もちろん、テーマパークなんだから当たり前なのだと言えばそれまでだ。
それらしいゴンドラがあっても、ヴェネチアじゃない。
すべてが映画のセットみたいに、作られた世界。
そこにいることの違和感を、ムスメは4才にして感じ取っていたのかもしれない。
今まで旅行は あまり好きじゃなかったけれど
現地へいって肌で感じることの大切さについて
考えるようになった。