NHK朝の連ドラとは全く違う、井上真央の絶望的な目が印象的。
その理由が次第にわかっていく。
あまり書くとネタバレになってしまうので、気がついたことだけを。
食事のシーンがとても「貧しい」。
食事の内容というよりも、つまり「団らん」というものがでてこない。
このことをあえてわかって脚本家や監督が狙ったのだとしたら、すごい。
いや 多分そうなんだと思う。
主人公は恋人に言う。「クリスマスや、誕生日や、そういう楽しいことを
やったことがなかった。あなたが初めて教えてくれた」と。
「I am Sam.」を観たときのように、こどもにとって
誰と一緒にいるのが一番幸せなのか、を深く考えさせられた。
みんな、みんな、可哀想だ。
でも、生きていくのだ、みんな、こうやって。
あえて再会させないシナリオがとても良かった。原作は読んでいないけれど。