パパが天国に行ってしまって、もう12年になりますね。
今、ワタシが毎日、幸せに暮らしているのが見えていますか。
大人になって、一緒にお酒を飲んだり、
もっといろんなことを話したり、親孝行もしたかったのに
結局は花嫁姿すら見せることができなかったのが残念です。
だけどワタシにはパパからもらった
たくさんの思い出が心の中の引き出しに
ぎっしり詰まっていることに気づきました。
それらをひとつひとつ思い出すたびに、
とてもワタシをかわいがってくれていたのが感じられます。
すべてが「心の財産」です。
ワタシが高校を卒業する日に倒れてからずっと、病気と一緒だったパパ。
そんなパパをいたわるようにして家族は結束を固め、ずっとがんばってきました。
その後、まさかママまでもがパパと同じ病気になってしまうとは夢にも思わなかったけれど、
パパの分まで、これからもきょうだい4人で力をあわせてママを支えていきます。
パパはずっとそこで見守っていてください。まだママを連れて行かないでね。
大切な「心の財産」を胸に抱いて、これからもオットとムスメと共に歩んでいきます。
まだまだ親として本当に未熟だけれど、パパにもらった大切なものを
しっかりムスメにも伝えていきたいと思っています。
最後に、きちんと伝えられなかったことばを書きます。
パパの娘として生まれることができてうれしい。本当にありがとう。