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評価:
藤田 市男
新潟日報事業社
¥ 1,400
(2007-02)
Amazonおすすめ度:
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世の中にエッセイは数あれど、お父さんが本音を書いたエッセイは少ない。
何故か。
たぶん、お父さんは照れ屋でかっこつけだから。
素直に自分の気持ちを語れる人は少ない、と思う。
そんなお父さんのための代弁者が藤田氏だ。
世のお父さんたちは誰もがお父さんであると同時に夫であり、息子でもある。
家庭で起こる当たり前の、でもつい忘れてしまいがちな日々のささやかな出来事ひとつひとつが、
氏の言葉でユーモラスかつハートフルに語られていく。
笑わせてくれたかと思うとついホロリ涙も滲む、お得な一冊。
毎日の育児にストレスを感じているお母さんも、子育てが一段落した人にも、
これから家庭を持つ若い男性にもぜひ読んで欲しい。