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歌うこと。

歌うことがすきだ。
そもそもいつから歌い始めたのか。

子どものときから、歌っていた。
バスの窓から見える景色を実況中継する歌、
流行の歌、アニメの主題歌、童謡。

中学生の頃は歌手になりたかった。
でもなんとなく恥ずかしくて人に言えなかった。

高校生の頃、バンドを組んでいた。
でもなんとなくメインのボーカルをとる勇気が無くて
キーボードとコーラスをやっていた。

社会人になってから初めて行ったパブのようなところで
カラオケを歌ったらほめられて
お店のひとにボトル1本もらった。
曲は薬師丸ひろ子の「探偵物語」だった。

その後、世の中にカラオケボックスというものが出現。
急速に普及し歌いまくった。
テレビで楽しみだったのは「夜もヒッパレ!」
うまい人が歌うとどんな曲も生まれ変わる!!

ある日突然歌を習いに行こうと思い立つ。
翌日には申し込みに行った。
教室見学もしないで。

レッスン開始日、どきどきしながら教室に。
一体どんな人がいるんだろう?
みんなうまかったらどうしよう。
緊張。

高校生もいたし、OLさんもいたし、
ミュージシャン希望の人もいた。

発声練習と、テキストの曲をやって、
半年は発表会のための曲を練習する。

毎週、声を出しにいけることが、とてもよかった。
めきめき声が出るようになった。

結局、出産直前まで2年半続けた。

再生。

ムスメが一ヶ月ほど前になくした
キックボードが
側溝に落ちているのを発見。
ヘドロと緑藻でデロデロのそれを
引き上げてムスメとふたりでゴシゴシ洗った。

きれいになった!

こんどは名前をしっかり書いて
見えるところにおいて遊ぼうね。

失くしてたことをパパに言い出せなかったムスメは
惨状に悲鳴を上げてたけれど
きれいになって一安心。
嬉しそうだ。
今度からモノを大事にしましょう。


懺悔。

仕事のあと、買い物をして急いで家に帰ったら、
ムスメは家にいなかった。
テレビも扇風機もつけっぱなし。
おもちゃも出しっぱなし。

ひとつづつ拾って片付けながら、
ムスメの遊んでいた様子がわかる。
ひとりで、人形ごっこをしていたんだ。
ご馳走を並べて、ティーカップを並べて、
パーティーかな。

なんだかかわいそうで泣きたくなってきた。

たいした仕事でもないし、稼ぎもたいしたことないのに、
こんなさびしい思いをさせていいんだろうか。
この夏休み中ずっと、ワタシに
「ママ遊んで〜遊ぼうよ〜」と
言っていたカオが思い浮かぶ。

あ、帰ってきた。

雨が降る前に
今から一緒に散歩に行ってきます。

つぶやき・・・

実はワタシには
と〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っても苦手な人がいる。
その人に会うかもしれないと思うと
ムスメの学校の参観日に行くのも足が重く、つらい。
とても勇気を奮い起こさねばならない。
ワタシが去年一時的に引きこもりになったのも、
左のまぶたが痙攣するようになったのも、
おそらくその人の存在のためと思われる。まさに天敵。
かえるににらまれたへび。
最近でさえ買い物に行ったスーパーで見かけたりすると、
遭遇しないように迂回したりして。
(去年はその人に絶対会わなくてすみそうな遠くのスーパーまで出向いていた)
こんなに苦手な人に遭ったのは人生で初めて。

ところが!!!!

その人のご主人が転勤になった!!!!
バンザーイ!! ★\( ̄▽ ̄ )/クル\(   )/クル\(  ̄▽ ̄)/★バンザーイ!!
このお休みに引っ越すそうだ。
ムスメから聞いてはいたが
先週の参観日に本人がワタシを見つけてわざわざ挨拶に来た。
(別に黙っていけばいいのに)
ワタシのこと、どう思っていたのだろう。
まあいい。もう二度と会うことはないんだから。

すこしは学校へ行くのが苦にならなくなるかも。
(それでもやっぱり苦手だけれど)

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