プリンスも
彼らはなにも悪くない
嫌いになったのには
個人的な理由があります
(あらためて今聴くと
プリンスはかなりいいじゃない?)
音楽は聴いた時の記憶と
強く強く結びついてしまうから
引き剥がすのにとても時間がかかる
マニキュア落とすみたいに
記憶をひっぺがす除光液があればいいのに。
]]>ベルト付きのエナメルの靴
よそゆき用のおしゃれな靴
学校へはけっして履いていかない(砂ぼこりでかがやきがくもってしまうから)
特に赤い靴が
大好きだった
あるとき読んだ童話の「赤い靴」
恐ろしさにふるえあがった
こんなおそろしいお話は初めて読んだ
夢に出てくるくらい怖かった
だけど
おはなしは
おはなし
今でも赤い靴が好き
今でも赤いワンピースが好き
おばあちゃんになっても
赤い靴が履けたらいいな
]]>このブログ更新するのは、いったいいつ以来かと…?
なんとか生きております。
怒涛の日々が音を立てて激流のように過ぎ去っていきます。
書きたいこと、書けないこと、話したいこと、話せないこと。そもそも文章を書くことも減ってしまいました。
これではもう、ブロガーなどと名乗ってはいけませんね。
ねこたちも元気でやっています。
チビーナはだいぶ歳をとりまして(18歳)人間で言えば90歳のおばあちゃんですが、食欲もあります。
ビビもご覧のとおり元気でわたしのそばにいてくれます。
最近は毎日仕事と家事で1日が終わると言った感じでヘロヘロしてしまい、映画を観ることも減ってカタログだけを眺めていたりします。
夏の暑さもしんどかったし。
これから秋になると更に仕事が忙しくなるので、どうなることか。気候は秋が一番好きなのですが。
何か楽しいことをしたいなあ。
普通はこうする
普通はこう考える
普通はこんなことはしない
普通は
普通ってなんだろう
誰の普通が
普通なんだろう
1馬力ってどの馬のチカラなんだろう
って
誰も思わない?
あのひとの普通と
このひとの普通と
わたしの普通と
あの国やこの国の普通
性別や年代が違えば
普通は普通じゃなくなる
数日前から
ものもらい(めばちこ)で
右のまぶたが腫れています
二重の幅がいつもより広くて
なんだか情けない
せめて寒い冬の間は
1時間早めにベッドにはいる
体力を温存して春を待つ
足もとにいれた湯たんぽは暖かくて
冬眠している山の生き物のことを
ほんの少しだけ考えながら
丸くなって眠るのだ
これはもしかしたらいけるかも?
どんどん調べて
でもそのうちに
あれやこれやが
思い浮かび
そっとページを閉じた
]]>三連休の初日
お天気が良かったので徒歩で街へ出かけた。
商店街を通っていくとお茶屋さん。
ほうじ茶がいい香りなので買っていくことに。
お店の方が梅昆布茶を振舞ってくださった。
いいお味。
また買いに来よう。
夕方、以前から気になっていたカフェを覗くと
もう閉店準備していた(営業時間をちゃんと確認しないで立ち寄った)のに
ごめんなさいね、とハーブティーを振舞ってくださった。イチゴのハーブティー。
優しい味をおいしくいただいて
また出直しますね、とドアを出た。
日頃はクルマで動いているから
徒歩ならふだん立ち寄らないところも行ける。
1月にこの街でこんなにいいお天気はめずらしい。
こんな日もある。
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
いろいろなことがありますが
日々を大切にして
精一杯生きていこうとおもいます。
ちるにー
どれを観ようかその日の気分に合うものが見つからないうちに
カタログを眺めただけで満足してしまったりで
本数はそれほどない。
観た後の気分まで想定して選ぼうとする自分はちょっと行き過ぎていると思う。
心配でざっくりとした内容を検索してから観たりする。(ネタバレは読まないようにして)
以下Netflixにて
◼ I am the pretty thing that lives in the House(呪われし家に咲く一輪の花) ★★★☆☆
朽ちていくということを肌で感じられるような不思議な作品。大げさに脅かす演出はないけれど、怖い。ホラーを観たいけど脅かされるのが嫌いな人でも安心して?観られる作品だと思う。
◼Journey to Greenland ★★★★☆
演劇を学んでいる、わりとチャラいフランス人男子が友人と2人でグリーンランドに移住した父を訪問する話。グリーンランドの暮らしが新鮮。何か事件が起こるわけでもないけれど、彼らと同じ目線でグリーンランドを訪れた気分が味わえる。こういう作品は割と好き。
◼Gravity
封切時に映画館で観たのでもう一度みてみた。やっぱりすごい。ジョージ・クルーニーがいい味出してる。
◼Room237 ★★★☆☆
映画「シャイニング」が好きな人たちのシャイニング愛。
◼Tickled ★★★★☆
たまたまネットで見かけてなぜか気になったので鑑賞。これは本当に異色の作品。まさかこんな展開になろうとは。これ、ドキュメンタリーです。予備知識なしで観るのがおすすめ。この作品から、後述のDark Touristへ繋がる。
◼Dunkirk ★★★☆☆
話題だったので観たけれど、戦争映画はやはりつらくて苦手だ。
◼Queer Eye Season2 ★★★★★
大好きなfav5が帰ってきた!元気がでない時にはこれを観る。彼らは本当に素敵だ。
◼Dark Tourist ★★★★☆
近年よく耳にするようになったダークツーリズム。世界のいろんなところへ旅するのだけれど、いずれも「ワケあり」。知らなかった事実が出てきて仰天。福島でこんなツアーやってるなんて!しかも…(観てください)
恐れずに いや恐れながらもどんどん取材をすすめるジャーナリストって凄いな…と思った。
◼昭和元禄落語心中 (アニメ)★★★★★
今年最大の収穫。落語大好きになった。後述のドラマと合わせて、ハマった。
◼Finding Vivian Maier ★★★★☆
謎の写真からわかってくるヴィヴィアン・マイヤーの人柄、生き方が興味深い。彼女の写真をもっと見たい。
◼Malevolent ★☆☆☆☆
◼Enter Nowhere ★★★★☆
地味だけれどよく練られた脚本と演出。舞台でもやれそう。面白かった。
◼Bird Box ★★★☆☆
サンドラ・ブロックはやはり強い。ジョン・マルコビッチのスパイスが効いていた。
脚本も割とよくできていた。多少のツッコミどころはあるけれど。
◼Black Mirror ★★★★☆
イギリスの"世にも奇妙な物語" どのエピソードも近い将来に起こりそうなことが描かれる。
テクノロジーがどれだけ進歩しても きっと人間の本質はそれほど変わらず、つらさは続くような気がしてため息。
1月に映画館にて
◼Three Billboards Outside Ebbing, Missouri
★★★★☆
何て言っていいかわからない作品。わたしは好き。観た人によって感想が大きく異なる気がする。
年末テレビで
◼昭和元禄落語心中(ドラマ)★★★★★
アニメが良かっただけに、ドラマ化が決まってキャストを見たとき、えー?!と思ったけれど、演技も演出もよく大満足。
役者が落語をやる作品がなぜか好きだ。
眠るときはパジャマに限る。
最近はスウェットとか、部屋着(イコール寝間着)のまま寝るという人も多いのだろうけれど。
パジャマは前がボタン留め、ズボンはひもをしばるタイプの正統派が好きだ。
素材はコットン またはフランネル。
柄はチェックとかストライプ。
色はネイビーなんかがいい。
久しぶりに気に入ったものを見つけたので
2枚買った。
当分はこれで快適に眠れそうだ。
騒然とした11月が終わった。
パブリックもプライベートも
アタフタと何がなんだかわからないうちに
終わった。
こんなことってあるんだろうかと
ボーゼンとしてしまうほどの。
そんな中 愛用していたマグカップを
ふたつも立て続けに
割ってしまった。
身代わりになってくれたのかもしれないとおもう。
壊れてもおかしくなかったから。
月が変わって
やっとマグカップをふたつ新調した。
失って、また、新しいものと出会うとき。
12月は忙しくても楽しいものになりますように。
ココロの中には
たくさんの感情が詰まっている
いきなりぶちまけることができないくらいに
ものすごくいろいろなものが詰まっている
ぶちまけてしまったら
もう二度と戻せないから
よくよく考えて選んだものじゃないと
出すわけにはいかない
わたしが押し黙ってしまっても
何も考えてないわけじゃない
イヤフォーンを耳につけたままで歩いていると、
どんなノイズも効果音みたいに思えてくる。
景色をアウトサイドから眺める不思議な感覚。
いつも見ている近所の風景も道路工事も
いちゃつくカップルも ゆっくりゆっくり歩く老夫婦も
散歩中の犬も窓から通りを眺めている猫も
電線の上のカラスも。
このひとは今何を思っているんだろう。
このひとは今何に悩んでいるんだろう。
このひとは今誰のことを愛していて
誰のことを憎んでいたりするんだろう。
自分の中で自分の感情に溺れてしまうと
見えなくなることがたくさんある。
映画の目線で自分を眺めてみよう。
他人事だと思えば案外タイシタコトないじゃないか、なんてね。
すっきりとした道筋が見えてきたりする。
説明しすぎなくてもわかることがある。
映画の主人公の気分が味わえる。
他人事なら冷静に状況を見極められる。
全てが映画の中のできごとになる。
自分を見るもう一人の自分。
]]>
もしもあのとき
そこへ行かなかったなら
と思うことがある
それも自分が選んで決めたこと
人生は選択の連続でできている
あの角を曲がる
いつもと違う道を行く
ただそれだけで
シチュエーションがふわりと変わる
見なかったかもしれないこと
見ないで終わってしまったこと
自分の前で起こったことだけが
この世に存在するのではないのだから
選ぶのが怖くても
ここにじっと立ち尽くすわけにはいかない
人生は選択の連続でできている
]]>今日は中学校の卒業式だそうだ。
自分のときのことを思い出してみる。
しかし大した思い出はない。
校長先生の言葉も覚えていない。
(ゴメンナサイ)
人生最初の試練とも言える高校入試を目前に控えていたというのも大きい。
思い入れのない日のことは 年とともにどんどんぼやけていく。
でもほんのすこしだけ覚えていることもある。
それほど深く付き合っていなかった同級生と (その日になって)もっと話しておけばよかったと深く深く後悔した。彼女とふたりで少しだけ泣いたのを覚えている。進んだ高校も違い すっかり疎遠になってしまった。
寒い体育館での式が終わったあと 教室へ戻って担任から最後の話を聞いた。これも覚えていない。
(ゴメンナサイ)
解散していよいよ玄関を出る時に 部活の後輩が泣きながらプレゼントを手渡してくれた。そんなに慕われていたとは知らなかったので 嬉しいというよりは当惑したのだった。
(ゴメンナサイ)
刺しゅう入りのクッション。前々から準備していてくれたのだろう。もっと感謝の気持ちを表せばよかった。
こんなちっとも優しくない先輩で本当に申し訳ない。
その頃は今みたいに
父親が仕事を休んでまで両親揃って
卒業式に出席するということは少なかったように思う。
入学式以来3年ぶりに母と 家までの帰り道を歩いた。
母は運転免許を持っていなかったし
天気もおだやかで
タクシーに乗るほどの距離でもなかった。
妹弟がいたこともあり
母とふたりで出かける機会はめったになかったと思う。
なんとなく押し黙って歩くうち
ふいに母が「寄っていこうか」と喫茶店のドアを入った。
低く音楽が流れる大人の雰囲気にすこし緊張しながら
母にうながされて壁側の席に座る。
通学路の途中に喫茶店があることを知ってはいたが
もちろん入るのははじめてだ。
母はコーヒーを
わたしは少し考えてからホットココアを注文した。
しばらくして運ばれてきたココアには
生クリームがのっていて
熱くて そしてとても甘かった。
わたしと母は黙ってそれぞれの飲み物を飲んだ。
そしてまた歩いて帰った。
ただそれだけのこと。
もうずいぶん前なのに この時期になると ふと思い出す。
あの店はまだあるのだろうか。