ドキュメンタリー番組で見た、紀里谷監督の
自宅での食事はいつも十穀米だけ。
あとはビタミン剤を投入した栄養ドリンク(青汁のようなもの)だという。
何を食べようか考える時間も惜しいからだとか。
外食のときに旬は味わうのだろう。
多忙を極める方だし、いっしょにされても監督が困ると思うけど。
栄養バランス的には間違いじゃないとしても、おそらくワタシには無理だろう。
やはり季節の野菜は食べたいし、なにより料理する時間が自分にとって、
頭を切り替える大切なひとときなのだ。
段取りを考え、手を動かし、五感をフルに使ってする知的作業の楽しさ。
しかも、出来上がればそれを味わうことができるのだ。
こんなにハッピーなことはなかなかない。
生業として料理するのとはまったく違う楽しみが、
家庭料理にはあると思う。